主婦もゆく iPad一人歩記

子ども向け “プログラミング教室” に主婦もゆく・・・【第5回】「第1回小中学生ハッカソン」レポート(2/3)




今日のブログは、2014年3月に開催された「第1回小中学生ハッカソン」の続きをレポートします。(第1回目はこちら)。今回は、小中学生のプログラミングといえばこれでしょ、というくらいキッズプログラミングの世界ではメジャーなScratch(スクラッチ)を使った部門の紹介です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ご存知のない方のために説明すると、スクラッチはマサチューセッツ工科大学のメディアラボという機関が開発した子供向けのプログラミングツールです。こんな風に書くと、なにやら、す〜〜んごい賢い子供向けのツールだと思われてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません!

専門的な知識がなくても、簡単な入力とマウス操作でゲームが作れるうえ、誰でもネット上で無料で使えるという扱いやすいツール。

スクラッチhttp://scratch.mit.edu/

scratch

遊び方も簡単。命令が書かれたブロックを組み立てるような感覚で、ゲームやプログラミングができてしまうのが特徴。子供たちは、自分が動かしたいモノに対して、「何を」「どれくらい」「どのように」「動かす」のかを順序立てて考え、あてはまるブロックをつなげていきます。

私も、1年ほど前から始めたのですが、スクリーンの中のモノが指示した通りに動くのは、意外と快感。オモシロイ。でも、スクラッチは基本操作や概念など入り口は低く設定されている反面、実際にやってみると、手こずる場面も多いのは確か。(←自分の能力を棚にあげて言うてます)

何に手こずるかって、私の場合、今まで使ったことがないような脳ミソの使い方に手こずるんです。だって、自分が思っている以上に、頭の中で思い描いているイメージのひとつひとつを、正確に紐解いて考えなければゲームなんて完成しないのです。これが、予想以上にハード。

お勉強の知識がもっとあればスムーズに出来ることかもしれないけど、ひらめきやアイデアの部分も大切で、そこに気づくか気づかないかでゲームの完成や制作過程も変わってくる。ただし、気づいて上手くいけば、頭の中のモヤモヤが一気にクリアーになって快感。これが楽しい。。。

この世界を知るまで、子供たちがプログラミングをするなんて、正直、ギークな世界の話だろうと思っていたのですが、この世界を知った今は、「この子たちって意外と頭を使ってるよなぁ〜」と感心の眼差しで見るようになった私です。




では、そんなスクラッチを使ったプログラミングに挑戦した子供たちを紹介しましょう。

「第1回小中学生ハッカソン」
スクラッチ部門
制限時間:3時間 テーマ「身近な人の生活を助けるソフトを開発しよう」


OLYMPUS DIGITAL CAMERA
さて、スクラッチ部門に与えられた制限時間は3時間。この間にテーマに沿った作品を作らねばなりません。参加したのは、小学校低学年〜中学1年生の子供たち。彼らもビスケット部門と同じように、紙にアイデアを書くところから始めて作品を仕上げていきます。(写真上)

紙にアイデアや構成を書いたりするのは、子供たちのプログラミングを見れば見るほど大切だなぁ〜と思えることのひとつ。完璧な形を描く必要はないけれど、こうして書き出すことで自分の考えを可視化できるのは、後の作業に大きく影響します。紙に書いて可視化することで、本当にそれが実現するのか、何か漏れている部分はないか、そんなことを講師と相談しながら進めていきます。

IMG_0577(写真上↑)みんな、がんばって制作しています。

3時間の制作時間では、途中、お昼の時間も挟みます。お腹だって空いてくる。なので、子供たちは、自分の進捗具合と残り時間を考えながら、自分の好きな時間にランチをとります。もちろん、これも、ハッカソンの醍醐味のひとつ。ずっと作業に集中して取り組むのが良いわけでもなく、休憩を上手く取りながら作業を進める、子供たちはそんなことも考えてプログラミングに挑みます。

とはいっても、まだまだ経験の少ない子供たち。会場に設けられたおやつとドリンクにはついつい手がのびてしまう〜〜〜(でも、カワイイ。子供なんてそんなもんだい!)

P1017500


さて、肝心の作品ですが、どんなのが仕上がったのでしょう。3時間の制作時間を終えて、いよいよ発表です!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
スクラッチ部門に参加した子供たちも、みんなの前に出て自分の作った作品のプレゼンをします。大学の講義室内には前方に2つのスクリーンがあり、1つの画面には発表シートが、もう一つの画面には作品が写し出されます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

スクラッチ部門のテーマは「身近な人の生活を助けるソフトを開発しよう」。子供たちがどんな作品を作ったのか、一気にご紹介!

・算数の苦手な子のために作った計算問題
・妹のために作った反射神経がよくなるゲーム
・食べ過ぎを教えてくれるプログラム
・お年寄りや物忘れが多い人のために作った忘れ防止タイマー
・お母さんのためにつくった電子料理本
・友達のために作ったタイピングゲーム
・自分のために作った気持ちが悪くなるゲーム(CPUの使用率を100%にするプログラム)
・ドライバーのために作った、運転中に違う車にサインが送れる電光掲示板
・お母さんのために作った、お母さんの肩もみポイントをみんなに知らせるプログラム

などなど、アイデア溢れる作品が飛び出しました。どれも、これも、子供らしくていいでしょ?

DSC_0001

そもそも、ゲーム好きな子供たちが集まっているキッズプログラミングの世界。そんな彼らが作る作品って、彼らの好きなままにやらせてしまうと、自分の作りたいゲームを作っていきます。これ、当然です。

なので、最初は、こんなテーマを与えられても、本当に人のために役立つソフトが作れるのかどうか、私自身、半信半疑なところがありました。ゲームを楽しむこと=みんな楽しい=社会に役立つ、そんな自分本位な発想にならないかなぁ〜って、ちょっと心配でした。

でも、上記の作品を見て頂いたら分かるように、みんな、“誰かのために” 、ちゃんと構想を練って仕上げているあたりが、心にジーンときます。特に、「お母さんのために作った」とか言われると、半分、泣けてきます。。。




何も知らない人から見れば、この子たちは、単なるゲーム好き、コンピュータ好き、それだけにしか見えないでしょう。ずっと、スクリーンばかりを見て、子供らしくない!そんなことを思われたって、その姿に間違いはありません。

ですが、ゲーム好きな彼らは作り手になることで、テクノロジーが社会で役立つことを知り、それを体感するんですよね。これが、いいですよね〜。相手の喜ぶ顔をイメージにしながらテクノロジーと向き合える、この感性を大事にしながら育ってもらいたいものです。











にほんブログ村 PC家電ブログ iPadへ



Your email address will not be published.